差別や偏見といった話題が出て、
「自分には正しい知識があるから、差別や偏見はない」
と考えた時には、どうかこの絵を思い出してほしい。
この絵の縦線は同じ長さである。実際に測ってみると確かに同じだ。しかし、どんなに頭では同じ長さだと分かっていても、どうしても右が長く見えてしまう。
差別意識や偏見も同じである。正確な知識で理解していても、いざ実際に目にするとどうしても脳が騙されてしまう。自らの中にある差別意識や偏見を克服するには、正しい知識を持つだけでは足りない。
騙されようとする脳に、常に鞭を入れ続けないといけないのだ。
紹介されている本、読んでみたいと思います。
返信削除知識があるが故に認識が歪む事の方が多いんじゃないのかなぁ…と日々生活していて思います。思慮深く考えたり、視点の角度を色々変えて考える事って時間が掛かったり沢山脳みそ使うので疲れますよね。
下手に知識がある分、そこを省いて「あ、はい!それは○○!」
「あ、そういう人は○○!」
って自分の知識のカテゴリーに当てはめて安心しがちなのは自分自身も含めての、あるあるだなぁ…って思いました。ある分野のオタクになり過ぎると、何だか自分がその分野のプロになったかのような錯覚を知識は起こすと思います。
子育て中なので、不安を煽る知識が入って来て不安に気持ちが支配されそうな時は目の前の子供を見て、「あ、大丈夫じゃん!」って安心したり(笑)知識はあくまでツールで、使う人や目的、対象物を忘れがちになりますね。
>ゆうさん
削除確かに、知識が偏見を呼ぶこともあるかもしれませんね。「生半可な知識」と言うほうが適切かもしれませんが。まさに「下手に知識がある」状態。
「それは偏見だよ」
と訂正を受けたたあとに、どれくらい自分の認識のズレを意識し続けられるかが重要だと思います。